夏の間に、からだの冷えで悩まされる方が増えています。
体温を超える猛暑と、冷房の効いた室内の繰り返しなどで、体温調節機能を司る
自律神経が乱れることが主な原因です。女性は筋肉量が少なく、冷え性の女性は
元々多かったのですが、無理なダイエットやストレスなどでホルモンバランスが
崩れてしまい、冷え性に悩む方がさらに増えています。
また中高年の男性でも、ストレスや日頃の運動不足、生活習慣の乱れなどで、
冷えの自覚症状がなくても冷え性の症状で悩まされる方が増えてきています。
夏の冷えは、ひどくなると1年中冷えを感じるようになり、血行不良やホルモンバランス、
自律神経の乱れにまたつながって、さまざまな体調不良を引き起こしてしまいます。
夏の冷えからくる不調は、自律神経を整えることが根本的な解消につながります。
からだの熱を生み出す主役は筋肉です。
とくに足と背中の筋肉をつけることが効果的。
お風呂上りなどにストレッチして筋肉を
やわらかくほぐすことも冷え性には効果的です。
両手を後ろで組み、息を吸いながら
胸を張って肩甲骨を寄せます。
息を吐きながら上体を前に倒して
10秒、また息を吸ってからだを
起こす これを2~3回
また、食事で摂るブドウ糖をエネルギーや熱に変えるには、亜鉛・セレン・鉄
マグネシウムといったミネラルと、ビタミンB1・B2などが必要になります。
ビタミンCは鉄分の吸収を助け、貧血や冷え性の解消に大きく役立ち、
ビタミンEには血行を良くしてホルモンバランスを調整する働きもあります。