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男性は20代からでも、女性は40代からとくに気を付けたい
自覚症状があまりない高血圧、冬はとくにご注意ください

BCニュース2016年2月号

寒くなると気を付けたいひとつが高血圧です。寒さを感じると、からだは体温を
逃がさないように血管を収縮させて血圧が上がりやすくなります。

高血圧は自覚症状があまりないため放置されることも多く、長い間放置してしまう
ことで、心臓・血管に強い負担がかかります。動脈硬化を進行させ、心筋梗塞、
脳出血・脳梗塞など心臓・脳血管系の病気を引き起こす原因にもなります。

高血圧の原因

日本人の高血圧症は遺伝的要素に起因することが多いともいわれますが、食事や睡眠、運動など
生活習慣の悪化などの要因もあり、普段から生活習慣を整えて予防をしていくことが大切です。

血圧を上げる主な要因

・食塩のとりすぎ ・過労 ・運動不足 ・肥満 ・加齢による血管の老化 ・ストレス ・遺伝的要因

老年性高血圧● 老年性高血圧
老年性高血圧は、上の血圧(収縮期血圧)が高いことと、血圧の上り下がりが広がる
ことが特徴です。血圧を調節する自律神経が乱れることや、加齢によって血管が
弾力性を失うことが原因と考えられています。
● 男性と女性の高血圧
高血圧の割合は、男性は20代でも予備群を含めると20%を
超えていますので、若い方でも注意とケアが大切になります。
女性は40代以降から高血圧になる人が急増します。更年期には
女性ホルモンのエストロゲンが減少し血管拡張作用が弱くなり、
血管の柔軟性が低下し、血圧が上がりやすくなります。
● 肥満と高血圧
肥満の人は、血液中のインスリン濃度が高くなることによって、
肥満でない人に比べて2倍以上、高血圧を発症するリスクが
高いと言われています。お酒を飲む
● お酒や塩分の摂り過ぎと高血圧
塩分(ナトリウム)を摂り過ぎは高血圧につながります。血液中の塩分濃度を
抑えるために水分で薄めようとして水分が多く血液の全体量が増大し、血圧が
上昇してしまいます。熱燗
アルコール飲料は利尿作用があり、飲んだ以上に排泄されてしまいますので
お酒を飲む場合には、水分補給を心がけることが大切になります。

高血圧の予防のために

水分補給
● 水分補給
水分不足では、血液がドロドロで固まりやすい状態になり、高血圧の原因となります。
飲むタイミングを決めて、定期的に摂ることをおすすめします。
睡眠● 十分な睡眠をとる
睡眠中は昼間に受けた血管のダメージが修復される大切な時間です。
質の高い睡眠をとれるように心がけましょう。
● 減塩+カリウム豊富食を
カーディガン食塩をとり過ぎると血圧が上がりやすいので、減塩を心がけ、余分なナトリウムを
排出するカリウムの豊富な食品(海藻や緑黄色野菜、果物など)を摂り入れましょう。
● 室内での対策
トイレや浴室、脱衣所など家の中でも寒いところは、予め暖めておくなど温度差を
なくすようにしましょう。早朝の起床時は一枚羽織るなど防寒の工夫をしましょう。ウィーキング
● ダイエット
肥満の方は、やせると血圧が下がることがわかっていて、運動したり、食事の改善
などで減量することが必要です。 ※過度なダイエットは避けましょう。